電気圧力鍋・ノンフライヤーの選び方|違い・容量・お手入れ

電気圧力鍋とノンフライヤーは、どちらも「ほったらかしで料理ができる」家電として並べられますが、得意な料理がまったく違います。煮込み・スープ・豆料理を短い時間で仕上げたいなら電気圧力鍋、揚げ物風の料理を油を控えてつくりたいならノンフライヤーが基本の選び分けです。そのうえで容量、圧力の有無や調理モード、お手入れのしやすさを比べます。

まずは2つの家電の違いを押さえる

電気圧力鍋は、ふたを密閉して鍋の中の圧力を上げ、水の沸点を100℃より高くして煮る家電です。加熱から保温までを自動で進めるため、火加減を見ている必要がありません。圧力をかけずに低い温度でじっくり煮る「無水調理」「低温調理」などのモードを持つ商品もあり、最近は電気調理鍋と呼ばれる、圧力機能のない自動調理鍋も増えています。

ノンフライヤー(エアフライヤー)は、庫内でヒーターの熱風を勢いよく循環させ、食材の表面を焼き固める家電です。たっぷりの油で揚げる代わりに、食材そのものの脂や少量の油で、揚げ物に近い食感をめざします。

電気圧力鍋とノンフライヤーの違い
項目電気圧力鍋・電気調理鍋ノンフライヤー
加熱の仕組み密閉して圧力をかけて煮る熱風を循環させて焼く
得意な料理カレー、角煮、豆、スープ唐揚げ、ポテト、冷凍の揚げ物の温め直し
仕上がりやわらかく煮える表面がカリッとする

どちらか1台で迷うなら、家でよくつくる料理を3つ挙げ、それが「煮る」「焼く・揚げる」のどちらに多いかで決めると失敗しにくくなります。両方の機能を1台にまとめた商品もありますが、ふたの付け替えが要る、本体が大きいなどの違いがあるので、使う場面を思い浮かべて比べてください。

電気圧力鍋の選び方

容量は「満水容量」と「調理できる量」を分けて見る

電気圧力鍋の仕様には、鍋に入る全体の量(満水容量)と、実際に調理できる量が別に書かれていることがあります。消費者庁は圧力鍋全般について、水と食材を合わせて鍋の3分の2以下、豆類や麺類は3分の1以下にするよう呼びかけています。つまり、満水容量いっぱいまでは使えません。何人分をつくれるかは、調理容量の欄やメーカーが示す人数の目安で確かめましょう。

圧力の強さと調理モード

  • 圧力の設定:高圧・低圧を切り替えられる機種は、肉の角煮のような長く煮る料理と、野菜のように煮崩れしやすい料理を使い分けやすくなります。
  • 自動メニューの数:メニューを選ぶだけで加熱時間が決まるため、レシピ本やアプリのメニューが充実しているかも判断材料になります。
  • 予約調理:夜に材料を入れて朝に仕上げるなど、時間を合わせられる機能です。肉や魚を長時間置くことになるため、予約できる食材の条件は取扱説明書で確認します。
  • 圧力なし調理:無水調理・低温調理・炊飯などに対応する機種もあります。

洗う部品と安全のための手入れ

電気圧力鍋は、ふた・パッキン・蒸気の出口など、洗う部品が多い家電です。消費者庁は圧力鍋の事故の多くが高温の中身によるやけどだとしたうえで、使用後はふたとパッキンの汚れを落とすこと、使う前に圧力を調整する部分が詰まっていないか確かめること、パッキンが傷んでいないか見ることを挙げています。また、中の圧力が下がったのを確かめてからふたを開けるよう求めています。購入前には、パッキンが単品で買えるか、ふたの部品が外して洗えるかを見ておくと安心です。

ノンフライヤーの選び方

容量とバスケットの形

ノンフライヤーは、食材を重ねずに並べたときに熱風がよく当たります。容量は「〇L」で表されますが、実際に使えるのはバスケットの底の面積です。一度に何人分を焼きたいかを考え、底の寸法がわかる商品はそこで比べましょう。引き出し式のバスケットのほか、扉を開けて網を出し入れするオーブン型もあります。

温度とタイマーの範囲

設定できる温度の幅とタイマーの最長時間は、つくれる料理の幅に関わります。焼き菓子や低温での乾燥に使いたい人は、低い温度に設定できるかを確かめてください。

本体の大きさと置き場所

  • 背面や上部から熱い空気が出る商品が多いため、壁や棚との間に、取扱説明書が求めるすき間をとれる場所を選びます。
  • 容量が大きいほど本体も大きくなります。調理台に出しっぱなしにするか、使うたびに出すかで、許せる大きさが変わります。
  • バスケットや網の掃除がしやすいか、食洗機に対応しているかも、使い続けやすさを左右します。

仕上がりは「揚げ物そのもの」ではない

ノンフライヤーの料理は、たっぷりの油で揚げたものとは食感や色づきが違います。衣の多い料理は、表面に少し油を塗る、途中でバスケットを振って裏返すなどの工夫で仕上がりが近づきます。小麦粉やパン粉の衣が乾いたまま残ることもあるため、レシピ本や公式のレシピで、その機種に合う下ごしらえを確かめておくと安心です。冷凍のポテトや唐揚げの温め直しは得意な使い方なので、まずはそこから試してみるのも一つの方法です。

購入前に確かめたいこと

  1. よくつくる料理を挙げ、電気圧力鍋・ノンフライヤーのどちらが合うか決める。
  2. 家族の人数から、調理容量(ノンフライヤーはバスケットの広さ)を決める。
  3. 置き場所の寸法と、放熱・蒸気のためのすき間を測る。
  4. パッキンなどの交換部品が手に入るか、メーカーのページで確かめる。

ごはんを炊く用途も1台でまかないたい場合は、炊飯器との違いを炊飯器の選び方で確認してから決めるのがおすすめです。

人気のノンフライヤー・電気調理鍋

当サイトの一覧から、ノンフライヤー・電気調理鍋を人気順に並べています。価格は取得した時点のものなので、購入前に各ショップでご確認ください。

※価格・在庫は2026年11月7日 20:06時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

手頃なものから見たい人向けに、安い順でも表示しています。

※価格・在庫は2026年11月7日 20:06時点のものです。購入の時点で各ショップに表示される価格が適用されます。最新の価格・在庫・送料は各ショップでご確認ください。

ほかの商品はノンフライヤー・電気調理鍋の一覧から絞り込めます。

まとめ

電気圧力鍋は「煮る」、ノンフライヤーは「焼く・揚げる」に強い家電です。電気圧力鍋は満水ではなく調理できる量で容量を選び、ふたやパッキンの手入れまで考えて決めましょう。ノンフライヤーはバスケットの広さと温度の範囲、置き場所のすき間を確かめると、買ってからの使いにくさを避けられます。